はじめに
前回に引き続き、IPAが発表した「10大脅威」の記事になります。
これはIPA(
情報処理推進機構)が前年に社会的な影響が大きかったセキュリティ上の驚異をランク付けしたものです。
1位 スマホ決済の不正利用 昨年1位
昨年に引き続きスマホ決済の不正利用が1位となりました。2019年の7Payの事故が記憶に新しいですね。
2位 フィッシングによる個人情報等の詐取 昨年2位
昨年に引き続き2位となったフィッシング。
プラットフォームが多種多様になった現在ですが、相変わらずの被害のようです。
国内での炎上発生件数の推移も右肩上がりのようですね。
また、大手運送業者を装ったSMSが送られてくるなど、被害はなかなか減りそうにありません。
3位 ネット上の誹謗・中傷・デマ 昨年7位
組織でのランクに入っていないものの中で特徴的な、ネット上での炎上。
誹謗中傷により自ら命を絶たれた方もおられた2020年は、特に目立ったのでは。
4位 メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求 昨年5位
2位のフィッシングによる個人情報の取得に並んで、身近だと感じています。大手通販サイトなどを装うメールは毎日届いています。
5位 クレジットカード情報の不正利用 昨年3位
昨年3位だったクレジットカードの不正利用は5位に転落。キャッシュレス決済の普及もありカードを直接使用する機会も減っているのでしょうか。
6位 インターネットバンキングの不正利用 昨年4位
銀行のサイトに似せたページに認証情報などを入力してしまったことで、不正送金されてしまうような被害もまだ発生しています。
フィッシングやウイルス感染の次のステップとして、攻撃者は現金を入手するんでしょうね。
7位 インターネット上のサービスからの個人情報の窃取 昨年10位
個人情報の摂取は7位にランクアップですね。適切にセキュリティ対策が行われていないサイトなどで買い物をした際にクレジットカード情報などが流出してしまいます。
度々こういったニュースは目にしますね。
8位 偽警告によるインターネット詐欺 昨年9位
昨年はiPhoneのカレンダーに不正に登録されてしまう被害も確認されています。古典的な詐欺ですがパニックになると正常な判断がつかなくなるときもありますのでご注意ください。
9位 不正アプリによるスマートフォン利用者への被害 昨年6位
不正なアプリをインストールしたり、プロファイルを承認したりすると端末を乗っ取られる場合もあります。アプリはできるだけ公式のマーケットから入手するようにしましょう。
10位 インターネット上のサービスへの不正ログイン 昨年8位
フィッシングなどで不正に取得されたID,PWでログインされるケースが跡を絶ちません。2要素認証はもちろんですが、パスワードも使い回しは禁物です。
まとめ
いかがだったでしょうか。組織編もありますのでぜひご覧ください。
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